詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
冴え渡る今年最後の満月の夜に探したあたらしい道
12
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河のほとり
ゆふぐれに見がたき色となりゆくか風にあしたは知らぬもみぢの
8
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横井 信
冬木立抜けて届くや月明かり熟れたみかんの香り漂う
12
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KEN
月は冴え 冬の桔梗を 咲かせけり 胸痛むほど 雲なき空に
13
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夢士
うっすらと額に汗してウォーキング師走の月が笑つて見てる
9
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千映
亡骸に貰った香水振りかけて此岸と彼岸のさかえめに置く
8
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千映
いままでの恨み辛みを清算し臨終迎える最期の理想
6
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ななかまど
はんなりと何処から来ても受け容れる都におわす神や仏は
9
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ななかまど
一本の草のなまえを知りたればいつもの路は新しき路
12
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里香
人を慕い信じ愛して傷ついてまだなお求める君のまぶしさ
7
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滝川昌之
出来るかと自問してみる用水路アフガニスタン彼の代わりを
14
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うすべに
華やかにもみじが照らす参道の 木陰に憩う枯れたあじさい
9
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松本直哉
住むひともなくて荒れたる庭なれどいま盛りなりさざんかの花
6
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横井 信
夫々が語った道も冬色の空に目の向く月曜の朝
8
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うすべに
とき経ても昔におなじ散りもみじ 嵯峨野の庵の苔のむしろに
13
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水色一揆
喪失に荒ぶむらぎも呼び返せ獣なれども無垢なる命
8
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千映
仲良しの友の肺がん知りたれど電話出来ずに絵葉書にする
10
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里香
十二月 胸かきむしる あの音色 ゆうやけこやけ イルミネーション
7
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名鈴
薔薇より 薺を愛づる 君なれば 否びらるとも なほ心寄す
13
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芳立
捨てし身を碗ひとつに拾はれてそのままに見む生き死ぬる世を
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