行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
ななかまど
送られてそれはそれはとさくらんぼ口なかの種右に左に
5
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つばす
悠久の時を感じる泰山木 月夜に似合う白き大輪
8
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光源氏
うつし世の流れにまかすうき影にさびしく寄する夜半の川風
12
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糖分
紫陽花を ながめに晒し 白露の 置ける花をば 珠と見立てつ
4
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青き銀椀
年ふればひときは放つ光にも二つと見へし月の晩かな
12
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KEN
空洗ふ 雨風の後 なつつばき 思ひ際だつ 釋迦牟尼の庭
12
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横井 信
吹き荒れて風は激しく鳴いていた朝にまぶしく輝く水面
13
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ななかまど
みどり濃き蔵王の麓に湯を求む梅雨の幕間は遠刈田の湯
8
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青き銀椀
よく見れば梅雨曇りにも山裾のうす霞みにもよく見通せて
9
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詠み人知らず
故郷の驛舎懷かし立葵日の影生みて吾を待ち受く
12
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松本直哉
ちかみちはこつちといつてさきばしる立ちこぎの子のひかる銀輪
2
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蔓葵
五月雨にけぶるみ寺の紫陽花もまたたぐひなき眺めなりけり
15
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KEN
ほたる火は 枯れ行く草の 魂と云ふ 故に來し方 燈し舞ふらむ
13
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だいなごーん
情報は流れゆくらしみながみなうつむきわたる絵画となる
3
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横井 信
若苗に涼しい風も水無月のひかりを浴びて波うつみどり
14
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KEN
喉を燒く 酒を舐めつつ つくよみの 呟きをきく 梅雨晴れの夜
10
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松本直哉
わがこころ降りみふらずみさみだれのうすくれなゐのあぢさゐの花
4
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逆光にゃんこ
雨止みて枇杷の實搖らす重き風 遠雷響く空は鈍色
8
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コタロー
夕風の素肌を撫でる風呂上がりベッドに寢れば短歌の浮かぶ
10
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可不可
紙の頁めくる音が生き残る水槽みたいな図書館の午後
10
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