ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
KEN
戀を追ふ人の氣配と振り向かば 地に落つ林檎隱す朝霧
18
もっと見る
横井 信
ゆっくりと杖を頼った歩き方 力を抜いて見直す姿勢
13
もっと見る
石川順一
恐らくは生まれたばかりの赤き蜘蛛常緑樹の葉を行ったり来たり
12
もっと見る
Chico
つきあぐる痛みにたへて浮かびくる月下美人の恍惚の貌
21
もっと見る
千映
ストーブの薬缶が音を立てながらいい歌詠めぬ吾を慰める
11
もっと見る
しずく☆・.…。
泡沫の 恋を泳いで 湯畑の 霞の彼方の 夜に昇りて
19
もっと見る
詠み人知らず
減塩の片口鰯おやつ時一対二にしてにゃんこと私
17
もっと見る
可不可
鉢植を溢れて銀の大波小波 みはるかす夢は芒野
8
もっと見る
千映
「こんなはずじゃなかった」の日々増えて老いと向き合う心の準備
11
もっと見る
千映
もち肌がいつしか過去となりし今手入れだけでも怠るまいと
8
もっと見る
Chico
眞晝間にほつと息つく 鳩時計 見屆けて 皆 動き始める
17
もっと見る
び わ
枯草が道脇にはえ冬景色世代交代整理まつごと
5
もっと見る
灰色猫
助けてと誰かの声が泣いている募金箱から聞こえてくるんだ
18
もっと見る
灰色猫
茄子だけを愛してやまぬ鈴虫を愛してやまぬ秋の夜の君
18
もっと見る
灰色猫
指先で星座をひとつ描いたのあらゆる夜を導くために
20
もっと見る
KEN
ぬばたまの 夜半を震はす 雁の聲 何を頼りに 何處へ向かふ
14
もっと見る
KEN
夜を越して 迷ふしのぶ路 霧のおく においほのかに 林檎のほむら
11
もっと見る
大獏
理不尽を呑み干す時間は持つてゐる 強い火酒は喉であぢはへ
8
もっと見る
へし切
秋暮れて萩の下葉も色かはる独りある身の侘しかりけり
23
もっと見る
横井 信
立ち止まる僕を見下ろす柔らかな雲に滲んだ上弦の月
18
もっと見る
[1]
<<
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
>>
[137]