詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
陸軍の修羅場をくぐった若者が異国中年女の指示待つ
12
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秋日好
赤色をどんどん抜けば青黒く心に沈む錦木の葉
15
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石川順一
骨組みは古くて屋根は新しく傍に楓や松や桜木
12
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石川順一
散髪に行く母おはぎを買って来る自家製止めて購買おはぎ
11
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滝川昌之
まだ青き果実は檸檬の枝の先 若く一途な拳のように
24
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へし切
秋暮れて 人のこころを侘びしめて 啼く虫の音は悲しかりけり
22
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ひよこ豆
寂しいと溢してみても一人きり答え返らぬ広いリビング
21
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横井 信
沿線のたわわに実る柿を染め夕陽は眠る彩りの秋
10
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舞
音のみのむくろとなるも言の葉はせめて残るや君のみ胸に
11
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煩悩
石を食べる話は忘れましょう私は熊になりきれませんので
6
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恣翁
日暮れまで降り続きたる けふの雨 人待ち顔の 薄ら寒しも
17
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灰色猫
受け継いだ父の畑の大根の苗がすくすく秋雨を浴ぶ
23
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灰色猫
脈々と清か流れるせせらぎの音色が病んだ私を洗う
25
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詠み人知らず
街灯は光り続けてくれるから歩け迷えるローファー少女
9
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石川順一
大量のオオサンショウウオの発見が災害復旧工事でなされ
12
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横井 信
柔らかな風を楽しむ秋の草 明日へと続く夜にささやく
12
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詠み人知らず
やわらかく小さな小さな息づかい母さんさがして迷い子バッタ
12
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幸子
遠ざかる活力の尾を引き寄せむと好みし歌を次々に聴く
15
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ひよこ豆
来る人をそっともてなす秋桜は主居ぬ家けなげに守り
19
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夢士
野をつつむ炎のごとし曼珠沙華そよと吹く風秋の陽ゆらす
23
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