詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
堂に座し秋の予感の風筋にきらめく夏を胸にたたみぬ
18
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滝川昌之
何フィート高くなったか秋空よ夏色褪せる雲を散らして
28
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詠み人知らず
人なくて夏草しげるあずま屋の夜空のむこうに花火が見える
18
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Chico
刻み來し不帰投点を空にみつ みな 己がじし流星の雨
29
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恣翁
暮れ切らぬ空を映して 川下ゆ 水面の光 遡り褪す
22
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秋日好
熱夏去る 手元に残るマグナムを毛布にくるまり頬張る夕べ
18
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聴雨
山ぎはにそこはかとなく凛とした秋のはじめの上弦の月
17
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滝川昌之
「存分に輝きました」とヒマワリは首(こうべ)を垂れて夏を見送る
31
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バロンマン
高架より遥かに盆地の町眺む甍の波が山の端に届く
13
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片井俊二
珈琲が冷めてしまったテーブルに戻れぬままのあの日のふたり
7
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詠み人知らず
雨粒が 一本の傘に 弾けてく あなたの肩が 私より濡れてる
15
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詠み人知らず
朝靄に 紛れてあなたの 部屋を出る 残り香を纏い 静謐を歩く
8
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恣翁
半通夜の風の 肌に染みたれば 薄衣の袖 掻き合はせけり
20
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もみじ☆彡
盆明けて饅頭カステラパイタルトテーブル賑わうその日の職場
9
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コタロー
老人が日燒けの身體見せてゐる平成生まれに未だ負けまいと
10
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ひよこ豆
真夜中にうたた寝すれば覚えなきアラームの鳴る午前一時に
18
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横井 信
みちのくの久慈の琥珀に閉じ込めた時間に触れる君の指先
18
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秋日好
両の手で包みたくなる生命に溢れて滾り撃ち上げるもの
16
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秋日好
童時の好物にあり母の出汁高野豆腐の味と食感
17
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聴雨
夕さりの小径に果てし蜻蛉の亡き骸に染むいりあひの鐘
14
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