恣翁のお気に入りの歌一覧
紫乃
静かなる愛情 灯す母君に「ありがとう」では足りない感謝
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聴雨
はつ夏の白ぎぬ纏ひおほらかに天空わたる月ぞ涼しき
10
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海生ろらび
夏誘ふ青も今宵はしめやかに 黒揚羽入る 通夜の裏庭
13
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蕗子
我と似ぬ放胆な兄は日に焼けた腕つきだして土産を渡す
12
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ねずみ
離れても けなげに咲いた 花である子のしあわせが なにより嬉し
6
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日央
隠れ鬼 輝く陽射しに 誘われて童心に還る 初夏の午後かな
4
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舞
何処から吹き来る風か五月晴れ見上げる空に雲一つ無く
10
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半格斎
母慕ふ子等から屆きし花の香のたゆとうしじまや夕餉を終へぬ
11
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笑能子
殊更の型は作らず茶を一杯静かに捧げ頭三十度
2
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只野ハル
曇り日の黄砂に霞む二上の峰気にしつつこたつ敷き干す
2
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卯月
あまりにも春は短しさよならを告ぐる間もなく散りゆく桜
6
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ふきのとう
あきらめと苦悩の続く被災地に朱のカーネーションは慰霊の花に
13
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ふきのとう
山椒の香り高きを田楽に夫の好物作るたのしみ
5
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詠み人知らず
言葉へとかえるときには消えていく何かを感じたような沈黙
5
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さる
みつけたり小さき花芽雨にぬれ日に日に育つ紫陽花の葉も
5
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緋色
太陽はきっとこういう味だよとそう告げている少女のほっぺ
7
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ねずみ
信ずるは 言葉ではなく 君といふ人の口より 出たが故なり
3
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蕗子
久しぶりに眉を描きて会いにゆく楽しくはなき話するため
7
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染季
1と2は隣り合わせの仲なのにどうして遠い 独りとふたり
10
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山本克夫
図書館を建てたのでしょう新緑を貸し出しカードの表にのせる
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