詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
只野ハル
蘇る記憶が君を夢に呼び起こりえぬ事が追記される
15
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リクシアナ
雪わたり雪折れの桜枝ひろい瓶に挿す父 春来たるらし
30
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葱りんと
朝起きて 一面の雪 「わぁ」と漏れ 冬の初めと 終わりの掛け声
14
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灰色猫
さよならのメールを最後に引き出しの奥に眠れる古き携帯
26
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野々花
泣かなくていいのよなんて声掛ける自分が一番泣きたいくせに
25
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まあさ
全身で 大笑いする 辛夷から こぼれる白い 光をひろう
24
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inosann
ごわさんで何も無くなる人生に成り行きで建てし住宅残す
18
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秋日好
心底女童のごと頼りなし上辺繕い飾りて過ごす
14
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デラモルテ
晴天を一氣に曇らせ空に滿つ最期の冬の泡雪の降る
12
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藍子
子の巣立ちその寂しさに涙する母という字が消えたみたいに
16
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灰色猫
呼吸する寄せては返す波のごと絶へることなき海の胎動
21
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灰色猫
流麗に筆で記され文字となりわたしの悲哀は鬼籍へ入る
18
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芳立
聞けば目に色も見えたり大宮や氷川の杜の花のたよりを
12
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秋日好
知ったげに自分で引いておきながら真淵、宣長、小林秀雄
14
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新座の迷い人
早朝に 空見上げれば 煌々と 上限の月 淋しく光り
13
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秋日好
ゆとりの子ググれば出ること憶えない思考の助けの先達の知も
14
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舞
街路樹の人踏みゆくもアスファルト持ち上げ根張り生きる木のある
19
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秋日好
議事堂に納品すべきビフテキがキャンセルされたと夫は笑う
20
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秋日好
大使館メールは告げるあまりにも観光メッカに近い暴挙を
19
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inosann
足元の空を見上げるタンポポはうつむく僕の太陽みたいだ
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