恣翁のお気に入りの歌一覧
まるたまる
着信があっただけでも嬉しくていつもに増して紅い夕焼け
16
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悠々
ヤナギ川サビシキ夏ノ雲ウカベ水面カスメテ鬼ヤンマ飛ブ
19
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宮岡絵美
夏雲の光わたるを見て叫ぶ我も彼もみな命なるかな
14
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栞(しおり)
「嫌いではない」と「好き」との間には広くて深い川があるのだ
5
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ねずみ
惡童の穴あく靴が物語る背伸びしすぎた冒險の痕
6
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庭鳥
ぬばたまの夜にぷくりと頬ふくれ小雨の朝に破顔の桔梗
16
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笑能子
誠実と縁遠き人薄笑い呪文のつもりかその繰言は
2
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ねずみ
あてどなく夕闇あるく夏至の道ぬるい水ゆくお魚のやう
2
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只野ハル
ザリガニをスルメの餌で釣っている用水路沿い子らの声する
6
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紅桜
憂鬱な夢から醒めた指先に微かに残るあなたの匂ひ
9
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在原紀之
無花果の枝葉が空の青に沁み目にもさやかに夏を見つける
11
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ちょうのすけ
うだるよな暑さに負けて へばりつく フローリングと同化の猫よ
4
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あそびくも
梅雨空の鈍たつ雲のまにまより日は高くして夏きはめゆく
14
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詠み人知らず
君の瞳に 光る涙を 映し出す 鏡は我の 心の中に
7
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半格斎
寢ねがてに白き乳房をわしづかむ幼子のごとわれもなりたし
5
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みみどり
百日の祝ひの鯛と赤い花提げて ゆうらりゆらり夕暮れ
2
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みやこうまし
父の日に娘より来し宇治の茶の香り含める蕎麦を食みたり
7
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水島寒月
陽に映ゆる弘法山をあふぎたり人はどこまで独りなるべし
11
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薫智
こんなにも空が青いと歌いたい海に手紙を流すかのよう
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笑能子
彼の愚人口喧嘩をこそ尊びて真理の行方をつゆとも知らず
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