恣翁のお気に入りの歌一覧
蒼井 月子
飲みすぎた鎮痛剤のせいにして初めて君を遠ざけた朝
8
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ゆうくん
夏山の 全音階が 揃う時 風はひと時 交響曲に
5
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まるひこ
平然とゴキブリ殺し蚊を殺し蝉に感じる物の哀れは・・・
5
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笑能子
蚊帳の中ただ風だけが行過ぎる他のすべてを鎖したままで
2
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銀ねず
寝ぬるまへの享楽と名づけうた詠みてあれば世界にしづかなる雨
5
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蕗子
天井の模様数える夏の夜鎮痛剤はゆっくりと効く
14
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つくしめ
食べきれない夕食をさげて 洗い物拍子がぬける ひとりを感じる
4
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みやこうまし
かげろうのむつみ終わりて旅立つかガラスの窓に骸が二つ
7
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ほたる
青嵐胸にくすぶる戸惑いを一気にさらい吹き抜けよ、我を
12
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陽だまり
砂まみれ遊び疲れて身をまかす耳をくすぐる寢息いとほし
5
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由良
灯籠に名前記して流れゆく川面に託す安らかなれと
8
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悠々
朝夕に死をおもふとう君ありて朝夕生きんと願ふ我あり
21
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月澄
大海は 湧く清水も泥雨もだだ受け入れる その平らかさ
9
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光源氏
ぬばたまの黒髮ゆらく君が背にありしほくろのなつかしきかな
10
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舞
仏壇に微笑みて待つ父の影老いゆく母と一夜語らん
11
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葵の助
理由なく戦うくせにおっぱいで安らぐなんて男ってのは
4
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柊子
華やかな 彼女に見とれ 見過ごした季節外れな 侘助の花
5
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くま太郎
不自然な笑み浮かべてた合コンで君はあの子をずっと見ていた
2
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透子
霧雨をものともせずに駆けてゆく太鼓の音と浴衣の子らと
3
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只野ハル
新興の丘の上なるこの街の自治会報の文芸欄消え
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