恣翁のお気に入りの歌一覧
けにちん
子供から大人へ脱皮する時に無邪気という名の宝置き去り
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詠み人知らず
小器用は小器用なりの穴に落ち 不器用なりの滋味に気づけり
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詠み人知らず
花萌ゆる浄土のごとき山ながら子供の消ゆる伝への絶えぬ
7
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千巻
風強し雨に包まる丸の内熱は流され夏が過ぎゆく
5
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葵の助
あの人と結婚してたらこの顔になってなかった寝顔をつつく
8
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ほたる
シシトウの緑ざくりと切る時の匂いは君の言葉のようだ
8
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あそびくも
耳あまくする言の裏かくれつる心を知りせば靡かぬものを
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みやこうまし
木々透かし西日通れば蜘蛛の糸きらきら燃えて光り織りなす
15
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こぐまじゅんこ
負けたけどよく頑張った甲子園今日から秋の風が吹いてる
2
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こはぎ
淡水のピアス揺れおり君からの想いを耳に留めおくように
3
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山桃
笹百合を遠巻きにする草刈りの夏にさやかな風は吹きけり
12
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元円
似たようなミスを重ねる人生を思い出させる回り灯籠
8
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元円
鬼冷えの缶ビール買ふ猛暑の日家では呑まぬ主義にあれども
3
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薫智
朝焼けと月が混ざったムラサキは世界を薄く染め上げてゆく
8
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薫智
暗闇の湯船にうかぶ月を見る虫の音だけが染み込んでいた
8
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元円
宵闇にぽっかり浮かんだ提灯に誘われるまま暖簾をくぐる
8
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まるえふ
道を逸れ山道歩く線香とカップ酒持ち寂れた墓地へ
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有為
さらさらと綺麗にうそをつく世にもうそのないうた人でありたい
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ゆうくん
椋鳥が 風に描きし 影の絵は 魚群となりて 青空に消え
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ゆうくん
君去りぬ 椋鳥のみが 棲む街に 幼き日々の 夢を遺して
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