恣翁のお気に入りの歌一覧
羽
公式は忘れたけれど黒板に響くチョークの音はやさしい
15
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芳立
学び舎に帰る道なき初秋のひかりなみよる雲の白さよ
14
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トーヤ
見えなくていつもどおりと間違えて今日という日は静かに終わる
8
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れいこ
敷き詰めた鱗のごとく行く雲の隙間にのぞく空は秋色
8
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詠み人知らず
「帰る」のは青森なのか石川かわからずにいる助手席の中
4
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聴雨
目に見えぬバリアに心壊れゆく決して届かぬ思いと共に
6
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ふきのとう
台風の被害撮せし映像に友の住む場所気にかかりおり
14
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葵の助
気だるくて子にダメだけを繰り返し投げつけている朝はかなしい
7
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聴雨
散らかつた欠片を集め文綴りまた悔やんでるちつぽけな夜
15
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日央
人が去り 青増す湖に 浮かびたる 過ぎ行く夏を 惜しむ耀ひ
8
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詠み人知らず
朽ちかけたバス待合所懐かしく高校時代の吾の影ゆらり
1
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半格斎
蔓のばしきみが手うえの朝顏の花はまだまだ咲きそろふなり
14
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環
この町の駅舎のライトに照らされてひとりにひとつずつ影はある
11
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葵の助
世界など滅びないから泣き止みなチョコを横取りされたくらいで
3
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千巻
夏ごろも勤め帰りの君にあう短かく刈った髪と青シャツ
11
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只野ハル
行方を告げぬ優しさに気付いていても探したくなる僕は愚かだ
9
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舞
ここだけが居場所と詠う君独り奪えぬ男背を丸め酔う
11
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葵の助
夫との溝が言葉で埋まらない時はひとまず緑茶淹れましょ
4
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白亜
たしかに小さな命ここにありしと無言の語り 琥珀の空蝉
16
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詠み人知らず
ろうそくの炎のような花のさくミョウガのつぼみ薮中にあり
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