まるえふのお気に入りの歌一覧
百花(ももか)
荒れ庭の水の滴る紫陽花の蕾亡くした人を語りき
7
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きりあ
歌集には花を挿んでおきました開けぬ頁に一輪だけ
20
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舞
他愛なき言葉を交わす妻有りて何事もなく今日も更けゆく
7
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詠み人知らず
闇の空曇らば曇れ恋ひ待たば次の月夜はいかにうるはし
9
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山田美弥
絶望に勇気をもらう今日だとは 幼い私は知る由もなく
4
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聴雨
一夜あけ戻らぬ人と知る朝のまだ描きかけの絵葉書の青
13
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横雲
思ひ寝に衣更せし薄衣の色に染まれる夢を見しかな
9
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おおみはじめ
貸し出した笹井宏之歌集には歌が添えられ戻りくるらし
19
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笑能子
虫干しの想いは色も鮮やかにまだ冷め遣らず静かに熱く
5
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お菓子
お弁当作りたくなるような日はすごい鼻歌上手くうたえる
4
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芳立
とりがなく東路ゆけば時世なるわらべ遊びかガイガーカウンタ
7
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聴雨
つゆ抱く青きポプラに灯る花まぶしく見上ぐ術後の父は
19
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光源氏
善を求め善を行ふ人あれど夢に溺れて勤め忘るる
10
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海月琉珠
息切れて歩みを止めた道端にぽつりぽつりと枇杷が色づく
8
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おおみはじめ
出勤の朝の扉はひらかれて梅雨のあわいの晴れ間つめたし
15
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舞
何時の日か共に酔いたしこの街でしがらみ捨ててただの二人で
10
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こはぎ
さよならを告げようとしたその間際「好き」は静かに押し寄せて来る
6
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日央
風待ちて 静と寝転ぶ 鯉幟 発つ日を思い 我も風待つ
5
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ほたる
雨の湿り髪にヒタヒタ染み入れば君とのうれしき事のみ想う
10
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ケンイチ
移ろひを小さき窓に眺むれば鳥の唄また恋しく思ほゆ
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