恣翁のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
歌友の歌集読めれば胸を打つ戦火で別れし母への想ひ
10
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白亜
月影にきみを偲べばほのかなる想ひ織りたし 夜の靜寂に
22
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月澄
秋空に名残る暑さの柳かげしばしたたずむ遊行人かな
21
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みやこうまし
打たれては頑張る力なかりけり驟雨に弱き朝顔無残
11
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悠々
路傍の花と母なりてんや秋櫻の風に搖れ散る花の色かな
15
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詠み人知らず
細き糸針に通してくれろと言ふ母の眼に幾重もの皺
10
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半格斎
和らぎのひかり幾重に秋の陽をあつめ休らふ秋あかねかな
21
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紫草
傍らの主人の寝息愛おしく リズム狂いてただおおらかに
7
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葵の助
多忙さと騒々しさの隙に子は天使の顔見せ母を操る
5
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葵の助
早起きの子はよく食べてよく泣いて窓辺の風におめめを閉じる
5
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雛
岩肌の 太古の光 魅せられて 億千年を 旅する日かな
3
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たんぽぽすずめ。
いつか立つ我が墓前にはメンソール薫る煙草へ火を着けてくれ
13
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まるえふ
気は利かん何をやっても鈍くさいそういう君は芯から優しい
8
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みやこうまし
秋立ちて暗い樹陰に踏み入れば夏の吐息か靄の篭れり
11
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紫苑
十六夜の衰へそみぬ愛しきやし白磁の頬の歪みはつかに
8
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悠々
漁り火の絶ゆればかなし海螢ゐのち仄かに波間かがよふ
20
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falcon
名月を柳に隠しかよひくる風も香りぬおしろいの花
17
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山桃
そつと出す昨日の団子に尾花添へ飲み直さうよいざよひの月
16
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ゆうくん
澄み渡る 空に流れる 風の音は 月の女神の 囁きの声
3
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赤橙黄緑
まだ肌に夏を感じる陽射しでも見上げてみれば高い秋空
6
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