恣翁のお気に入りの歌一覧
今村りいこ
栗ごはん炊いて振る舞う秋の夜はしっとり染みるきみの笑顔が
6
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ケンイチ
床に臥せゆふべの酒の過ぎたるを甲斐なきままに嘆きくらせり
9
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ケンイチ
すこやかであればこそ呑む酒さかなあぢを覚えずひと日の過ぎぬ
9
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聴雨
聡明なあをの広がる歌でしたわたしの胸をさらふ海です
12
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只野ハル
特別な日に栓を抜くはずだったワイン木曜の夜ひとり呑む
10
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そらの珊瑚
暗闇に光ひとすじさしこんで屈折して知る魂の在処(ありか)を
10
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詠み人知らず
とりあえず雨の宿りに入れぬ家の軒下に一人佇む夜間
3
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まるえふ
評価など気にもしないで歌を詠む自分の心ただ真っ直ぐに
9
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紫草
頭垂れ 掌合はせる義母の背に 右手を添へてともに祈らむ
7
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芳立
華もなき蓮葉みどりの黒髪の乱るるころはもみぢするかは
9
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みやこうまし
ゴミ箱と書かれし箱を首に下げ客追いかける、ああ添乗員よ
11
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みつば
水玉のひとつひとつに自我がある スカートゆれる わたしがこぼれる
4
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麻倉ゆえ
また君は「お泊りする!」と嬉しそう少し切ないけれど応援
2
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四季野 遊
静やかに雲間の青を楽しみて到来物の紅茶を淹れる
9
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舞
気がつけば少女のように妻笑みて名も知らぬ花ともに眺める
14
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まるえふ
月の夜は野郎同士で酒喰らう女心に興味は無いのだ
9
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河のほとり
何となくうつろふ空をながめつつ風とさまよふ秋の夕暮れ
15
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河のほとり
遥々と空をゆく声の清けさよ鳥やかなしき人も聞くらむ
18
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たんぽぽすずめ。
歯磨きを終えたあなたのくちびるはミントの薫る蕾の如し
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たんぽぽすずめ。
歯磨きを君の速度に合わせつつ内緒で思う口づけの味
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