灰色猫のお気に入りの歌一覧
林林
送り火の煙を追いて精霊馬背を窪ませて黄泉の国へと
18
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黒檀
とび足袋を履いて心が踊れども華の大工か戻らぬあの日
7
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び わ
とどかないとどきそうでもまだとおい山坂をこえ夢をめざして
8
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石川順一
同ルートほぼ同時間を撮らず行く庭木にちなんだリカーを買いに
10
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常夏 葵
人集り 二人で歩く 姿見て 花火轟く 音も聞こえず
3
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常夏 葵
一度だけ 君の胸元 飛び込んで 温もりに触れた 十五秒
4
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常夏 葵
想い告げ 儚く散った 恋心涙で染まる 青春の色
6
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羅賓
在りし日の祖母の笑顏の傍に鮮やかな紅仙人掌の花
7
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ももンが
酔芙蓉 唇引き寄せ吸うときは花のほかには目移りせぬよう
3
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あゆか
ナス切って小指にトゲが刺さったゾ畑が内緒で育てたらしい
13
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あゆか
お店より三倍太いキュウリたち畑はいくら稼いだだろう
11
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あゆか
豊作のキュウリを漬けて一晩で一日分のおかずが出来た
9
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千映
大文字送り火ライブで映されて点火に思わず吾合掌す
16
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真雪
現実で二度と会えない君のいる夢を見るため今日も眠るよ
7
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葱りんと
父母を 想えば重たし 親不孝 帰れぬ途に 蓋して笑えよ
12
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真雪
ブランコを 午前3時に漕ぎましょう きっと月まで届くと信じて
4
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歌蓮
それだけで心がしゅわり透き通るバイト上がりの三ツ矢のうまさ
7
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真雪
夏休み 夜の田んぼのど真ん中 満天の星に両手を伸ばす
5
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フラミンゴ
喧嘩して片道無言の帰途よりも長い人生私とでいい?
7
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工藤吉生
中年はだいたいかっこ悪くってガブリと潜る水色毛布
4
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