恣翁のお気に入りの歌一覧
リンダ
週イチの儀式であるか酒に逃げ出口を照らす灯り消しおり
12
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紫苑
あさまだき名残の月は野に揺るる狗尾草の穂先にあそぶ
13
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詠み人知らず
双六の振り出しにもどる我が病哀れ切なき秋の夕暮れ
6
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山桃
神の手の青き木の実を摘みしとき楽園とほく思ひ出づるかも
10
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光源氏
うちふるふ風に向かひし鳥の群れ定めなき世を知るかのように
8
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春蛍
愛でし子の風にたなびく短髮に添へてやりたし紅きもみぢ葉
11
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みやこうまし
恍惚の妻に亡母の面影を見て介護に込める夫の優しさ
13
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さる
とりどりの化粧まわしの美しさ千秋楽の大相撲なり
5
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でくのぼう
憤怒せよ月夜の浜に瓦礫見つ泪しかない喪失のとき
12
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詠み人知らず
すず風の立てば水面にさざ波の泣ゐてゐるよなわが顏映る
15
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たんぽぽすずめ。
内側に雫を作り冷めてなを透ける耐熱硝子の如く
13
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七色コイン
おれらしい何か探して読ってる恋歌なんて柄じゃないしな
10
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みやこうまし
恍惚に怒鳴ることあり空しさに気付きながらの心で泣けり
17
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聴雨
をりをりの花を歌へる唇は消えゆく月のともしびに似て
18
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笑能子
衣更えざっくり済ませ一思案取捨選択と最新事情と
3
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日央
夕闇の葦の野原で微睡みし雁の翼に月ぞ宿りぬ
11
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まるえふ
もっと上手く心表現できたらと今日も酔いどれ下手な歌詠む
8
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日央
軒端にて荻の手前に残されし蝉の衣に露ぞ零るる
11
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日央
熱情を抱きし心を隠しつつ 夜ごと枕の冷を思へり
5
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紫苑
硝子砂もて描かれし魚の尾のそよぎて涼し花瓶のはだえ
15
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