詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
昂れる息づかひ 襟にかかれこそ 覚えず竦み 身を捩りけれ
8
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へし切
空蝉のむなしき心地にやあらむ 言葉も届かず 空に消へゆく
15
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滝川昌之
盆前に櫓も建たぬ公園に誰が置き去る祭囃子や
14
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横井 信
降り出した雨に濡れてく夏草にそっと生まれた風のやさしさ
11
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きくゑ
たらちねの抱きし脚がまだ温く独り母逝く渦中の弐月
6
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へし切
秋来ぬと鳴く音を聞けば法師蝉こころばかりは涼む夕暮れ
12
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恣翁
日曜の 山手のカフェはひっそりと 押し黙る二人 卓に向き合ふ
14
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きくゑ
旅に出たい ザックを背負ひ手に切符 居眠りするの列車の中で
7
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きくゑ
ぬばたまの 土砂降りのあと輝る道の 急がぬ夜に ゆがむ量子の
4
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へし切
思ひ切り堪へにしものを中々にえも減り遣らず疫病に惑ふ
15
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滝川昌之
人類の森林破壊へ警鐘のブザーのごとく鳴る蝉の腹
14
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横井 信
曇天の夏の工事の道端に力尽きてる蝉の亡骸
12
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滝川昌之
同じ波 二度とは来ない 出会いという 奇跡を想う 夏浜の夕
17
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武蔵野
いつも詩 楽しく読んで 励まされ 皆さんの詩は オリンピックだ
9
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横井 信
シジミ蝶 小さな花を越えてゆく風を待ってる夏の草むら
14
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武蔵野
人生いつどうなるか分からない 希望抱きながらなるようになる
5
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恣翁
食事後に 二杯呑みつる葡萄酒が ふてぶてしかる倦怠を呼ぶ
8
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横井 信
文月のかがやく月に蝉は鳴く静かに終わる夏の一日
15
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灰色猫
祭典の夏夜に浮かぶ青き星
6
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きくゑ
青じそを はさんだパンを齧る午後 乾いた風がとてもよく吹く
6
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