恣翁のお気に入りの歌一覧
紫草
病伏せ刈上げにせし義母の面 男女超えて地藏なりけり
10
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葵の助
「にいに」って、兄ちゃん今幼稚園でしょ!?ゴミ箱自分でひっくり返して
3
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京
机に耳あてて工場の音がするあとすこし目を閉じていていい
3
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氷魚
その口が友情などと語るのを許せなくってくたばれと言う
10
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たんぽぽすずめ。
野の土を流した無地の長靴を愛でしも淋し秋雨の夜
14
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リンダ
激流の想いのたけを吐き出した男の声が遠く聞こえる
5
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竜胆
切りどきの筋腫抱へて君想ふ 重い女と笑はば笑へ
8
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詠み人知らず
五つの子と同じ視線になって見たこの街は少し怖くて大きい
6
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ふきのとう
妹からの電話の声は母に似て残る余韻にそっと受話器置く
17
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みやこうまし
耳にせり植物園の帰り際君忘れじとう紫苑の言葉
9
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くりくりまろん
深き井戸水面に陽光届かざる励まし拒む君の心は
5
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光源氏
名月を斜にとらへて酒の興李白と杜甫を袂に寄せて
10
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氷魚
雨樋を忠実に辿る雫らよ不満はあるか決められた路に
9
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悠々
かなしみは海見るたびに海にあり山見るたびに山に積もれり
36
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たんぽぽすずめ。
世の中の縮図のようなおでんだし父と食べれば温き朝かな
13
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たんぽぽすずめ。
それぞれに描ける夢に大小は無いそれだけで頑張れるなら
17
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葵の助
こんな日はメランコリーに邪魔されて手紙の言葉も灰色になる
8
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三木代ちょう
子の顔を思えば仕事の疲れさえ燃えて消えぬる秋の夕焼け
6
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紫苑
風はらみ野に咲く夢に涙ぐむかの時雨降るコスモスの鉢
19
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陽だまり
見て見て!と両足ジャンプで水溜り怒るに怒れぬ誇らしげな笑み
8
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