恣翁のお気に入りの歌一覧
くりくりまろん
つぶらな目 見開きくまのプーさんは君の家に往く日を待ち侘びて居り
4
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七色コイン
怪談は安部公房が筆をとる砂の女がホントに怖い
6
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元円
傍らに栗の転がる山道にはしゃぐ子供の笑顔こぼれる
5
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リンダ
拘束の同意書サインする意味を父はわからず頷くばかり
13
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リンダ
モニターの波形の線が乱れても母は気丈に指示を出すなり
8
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葵の助
「裸眼だとここまで近寄らないとよく見えないんだ」とか言われてみたい
4
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紫苑
木犀のかをりを愛でつ抵抗の詩をば教へし君をこそ思へ
10
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でくのぼう
薄紅葉遠山そめて三陸の故郷燃やす悲しき焔
16
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紫草
秋寒の母の愛は鍋の中 トロトロ煮込みゆげ立ちのぼる
8
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たんぽぽすずめ。
飛び込めど山女魚を逃がすかわせみの飛沫は恋の涙の如し
17
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かっぱちゃん
少年が傘でバス床けずる音寒さと憂鬱奏でていたんだ
3
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まるたまる
ラッシュ時の朝の電車で私だけ夜の明けない酒臭い息
8
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紫草
キャドでひく図面襃められ有頂天 やればできる子お頭よしよし
8
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悠々
夜這星ひとすぢ海へ落ちけるは波に呑まれし人の呼ぶにや
17
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光源氏
有明の月よりほかに友はなし今日もさびしき山の杣人
19
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たんぽぽすずめ。
自転車に君を乗せてた想い出の封を切るよに薫る木犀
22
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くりくりまろん
三枚の秋刀魚は血腸払い去り清らを示す電灯の下に
2
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せいか
確実に一つの時代を創生し駆け抜け去りし人に乾杯
3
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ケンイチ
愚かなる夜と云ふなよ一夜ごとちひさき星の影をも集む
15
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まるたまる
足音をたてて急いで秋がいく置いてけぼりの爪先冷える
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