恣翁のお気に入りの歌一覧
逢
忘れなきゃすすめないって言うけれどすすんでいればいつか忘れる
28
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詠み人知らず
すだちの木、丸坊主ナリ。あおむしが赤子に見えて駆除できなんだ
13
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さる
眞てふ字を筆で書く何枚も書けば書くほど眞と遠のく
2
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うらん
新しいおもちゃに目移りする君に、浮かぶちからはアヒルの気持ち。
5
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詠み人知らず
悔し泣き机の上に散らばったティッシュに娘の無念を思う
5
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詠み人知らず
「人は皆」という書き出し塗りつぶし「僕は」と書き換え振り返りみる
3
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みなま
「煩いし愛想だけの犬やなぁ」「飼い主に似て」娘つぶやく
6
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みなま
犬なんて飼うんじゃなかった こんなにも健気な瞳して見遣るなら
8
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ゆべし
白磁器のとっくりに似た撫で肩に蝶を彫りこむ朝の光は
7
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くりくりまろん
鈴生りの絵馬を幾つか手に取りて人の祈りの様々を識る
5
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元円
紫に沈んだ住宅街にぷくぷくと主を迎える明かりが浮かぶ
4
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陽だまり
君の手の優しさ忘れぬ背のあたりコート羽織りてそっと抱きしめ
4
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舞
背の曲がる老婆が一人掃除する秋のゆく墓地朝日の降りて
9
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たんぽぽすずめ。
いずこかに文出す如く鳥達へ割れてし里の柘榴なるかな
16
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光源氏
立ち待ちていとしき人の面影のそよぐ花面に月は來にけり
18
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まるえふ
大人って大人なんだと思ってた惑わぬ歳に未だ拗ねてる
16
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元円
疲れてる本当のわけ出来るなら知りたくなくてグラス飲み干す
6
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詠み人知らず
ひそやかな声してふいに目を醒ますカーテンからは秋の光が
3
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さる
京都展ひやかしがてら覗きみてすすめられるままお香を購ふ
2
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せいか
紫の名も知らぬ花一輪を 摘みてあけびの籠に彩る
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