恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
おにぎりに海苔で顔描く案外と愛せてるやん元ヤンでても
10
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山桃
眠り陷ついろ濃き闇のはじまりに無心吸ひつく母なるものよ
5
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大獏
若き炎を囲う水晶宮のごと幾千の秀歌透けて輝く
11
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山桃
大き肩つかまりたてば父の手や小さき下駄の紅緒を広ぐ
11
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紫乃
ぐしゃぐしゃのタオルケットにくるまった彼の匂いに安心してる
4
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真山千展
多摩川のランナー走る夕焼けの景色新たな故郷となる
6
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冬野 凪
わが妻の命令口調なメモ書きはそこら中でまぶしく光る
3
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氷魚
蜜香る花に飛び行く蝶のよにちからある言葉の歌に惹かれ
10
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しげ
明日こそ明日こそはといいながら明日になればやっぱり今日だ
11
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只野ハル
冬服でひとり出かけた秋の海似合わないけど誰にも逢わない
7
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きさ
居られなくなって初めて居る場所の心地を知った退職間際
6
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只野ハル
立て掛けた葦簾畳めばご近所の年忌の読経聞く秋の朝
8
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ゆみうさ
乳房は命のしたたる形するおそれず君に仰向くときに
17
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詠み人知らず
さめざめとたださめざめと秋雨のながむる先に降りそぼりては
5
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半格斎
口惜しき四十路届きてすぐ逝くや友の眠りよ安らかなれと
10
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西村 由佳里
柔らかな日だまりの中幼子はちょうちょちょうちょと追いかけ回る
4
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みなま
朝ごとにたまご焼きまくお弁当に朗らかな彩 欠かさぬために
6
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詠み人知らず
小さき手空を掴んで口に入れ何食べてるのん?秋食べてるのん?
9
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聴雨
降りやまぬ雨に心は見透かされ夕べ一つの言葉のみこむ
19
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蕗子
いつ見ても顔いろ悪い娘だと銀木犀は前髪に降る
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