恣翁のお気に入りの歌一覧
笑能子
秒針がいくつか進むそれだけで心機一転ヤル気の起こる
3
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せいか
新しきこの年どうか少しでも たくさん笑って過ごせることを
6
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あき
真夜中に寺で鐘つき日が出れば社へ参る この浮気者!
10
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只野ハル
お雑煮は白味噌仕立て餅は丸故郷の味お袋の味
5
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風橋 平
海鳴りを刻まれて立つ百本の崖の卒塔婆の裏にある海
10
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風橋 平
震災といふ声くぐり卓の上仙台湾のドンコは来たり
5
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風橋 平
蕎麦一口啜る一口はらわたに落ちてゆくなる大晦日かな
4
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光源氏
明日には希望の光が見えるからもう泣かないで前に進もう
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与太郎
平成と 想いを込めた 年号も 想いと裏腹 時は過ぎ行く
3
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まるたまる
それぞれの一年がありそれぞれの年の瀬がある静かなる月
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城戸愛楽
この年のなお消えやらぬ悲しみよ鎮まりたまえ 鐘を打ち込む
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在原紀之
駆け抜けた兎の年の数多なる苦楽を胸に晦日は更けぬ
11
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只野ハル
新しい事など何もなかったと十一月のままのカレンダー
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城戸愛楽
歌合戦もダウンタウンもつまらない つくづく俺はマイノリティーだな
3
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七色コイン
ホカホカの炬燵に入りテレビ見る。観たい番組無いんだけどね。
6
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武田シンノスケ
細雪舞ふ夜に響く鐘が音を聞いて数ゆる年の暮れかな
6
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氷魚
原材料表示のトップに「小麦粉」の蕎麦を買って茹がく年の瀬
6
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蕗子
凍星や身も暮れる様な心地して湯気たつものを買い求めたり
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由良
味見にと小皿によそった筑前煮気づけば家族みんなで食べてた
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詠み人知らず
平等に静寂はふるふせられた睫毛につもる雪のつめたさ
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