聴雨のお気に入りの歌一覧
悠々
四國路もこの路地裏もなに變はろ遍路の旅寢かさねゆく日々
22
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水島寒月
病妻は眠りおるらん読みさしの本腹這いて静かに開く
9
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浅草大将
千代八千代緑常盤にありぬれど今の盛りをまつ葉独活かな
11
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浅草大将
丘の上にみかん花咲く朝もよし紀びとの母と行きし道はも
12
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秋桜
夕焼けに君の面影重ねては優しさだけが伝わってくる
14
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浅草大将
夏来なば春のうれひのかげろふも恋の炎と燃えさかるべし
6
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ほたる
人は誰も一人で生まれ一人死ぬ一生かかって受け入れること
21
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日央
外に出て春の月影眺むれば肩にし衣の薄きを知れり
9
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芳立
さみどりの剣にけづるあさつゆの世のひとしづく落つる甲斐あり
10
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銀ねず
立ちはだかる大人は強くあれよかしやがて来る朝を地平にとどめよ
9
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有為
月白をから紅にくくる芝 この丘甘く蜜香るなり
8
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ころすけ
ふるさとへ列車で帰る あぁ街も桜も遠くなりし弘前
24
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千紘
初夏の風 緑の馨り芳しくきらきら光りて吾を抱かむ
17
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まるたまる
蛙鳴き鳥鳴きもしや花までも小さく歌う五月の風よ
15
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恣翁
息合はせ 懸命に漕ぐ 男子らの 櫂の雫に 清き風吹く
29
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島祝
黄金なすつらねの祝ひにまうでむと車も人も数珠となりぬる
11
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浅草大将
陽にゆれて匂ふ若葉のあさ緑うつろふ露のいのちかがよふ
21
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ころすけ
いつ誰が植えたのだろう 土手の上 群なす黄色に揺れる水仙
14
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杏子
田の水も 緩みて 五月の雲高く背伸びする草 太陽つかむ
9
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蛙の庭
緩む夜の水族館よ生き物の重さを溶かして鎮める水面
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