恣翁のお気に入りの歌一覧
沙枝
幾たびの冬をあなたと越したでしょう そろそろ灯油はあなたが入れてね
8
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悠々
新年の宮中歌會テレビに觀て歌は事物を雅(が)に詠むものと
8
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雪穂
言わないで 聞かないでいる 隠し事 触れればきっと無くす気がして
4
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いちにのパッパ
金曜の街に漂う高揚を満月はただ見下ろしている
12
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いちにのパッパ
今朝もまたベランダからの見送りで嬉し恥ずかし声が響くよ
3
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いちにのパッパ
玄関を開けたとたんに本日の「いくじたいへん話」はじまる
3
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いちにのパッパ
きらきらの目で「おかえり」と言うために待ち構えてた子らへ「ただいま」
3
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夏緒
青豆をひとつぶひとつぶ口にしてひとり ひとりを噛みしめてる
7
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舞
まだ暗き 朝掃除夫の 身を屈め 吾れゆく廊下 ひたすらに拭く
7
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ふきのとう
玉葱は小雪降るなか背を伸ばし遠き春待ち寒さに耐える
15
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ふきのとう
わが膝に座りし孫と絵本読むこのひとときを陽だまりと思ふ
13
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餅野ロン代
あしおとのかたいひびきがさむぞらに跳ね返っては脳天をさす
2
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雪穂
慟哭の意味をこの身で知ったとき 優しい人になれた気がした
8
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はな
あの子よりどうとかこうとか考えてしまった時点でわたしの負けだ
17
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西村 由佳里
古の 人の心に 触れるごと 耳に聞こゆる 川のせせらぎ
6
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詠み人知らず
炭おこしいろりでやいたあらじゃけのうまさに思わず食事がすすむ
8
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ふきのとう
大根のみずみずしきにしらす入れ酒の肴に笑みのこぼれる
16
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みやこうまし
予定あり日々を追われる虚しさをなお上まわる予定のなき日
11
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河のほとり
大空の清けきままに光りつつ軒より落つる雪の玉水
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只野ハル
耳成山の麓に立ちて遥かなる二上山に落つ夕陽を望む
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