恣翁のお気に入りの歌一覧
葉月きらら☆
すぐ逢える場所に住むのに逢わないでいる現実が心の距離で
12
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山田美弥
ゆるやかに自殺していく我々を黙って見てるでこぼこの月
7
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舞
民草の醜の御楯と益荒男の今こそあれや嵐受け立て
4
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葵の助
やらないと叶わなくなる「いつかね」は でもタイミングもある「いつかね」は
4
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佐々一竹
明日という扉の把手に手をかけたまま立ち尽くすこの二十年
5
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紫草
父の弧のあぐらをさまり見上ぐれば額に大きな掌の來る
9
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悠々
われもまたしかこそあらめ骨壺の底にカラカラ泣くこがらしや
17
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笑能子
冷え込みに何時もの冬と思いつつ様々重ね気を重くする
6
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いちにのパッパ
どうしたらそんな挨拶なっちゃうの?「おはようございました」に笑う
1
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いちにのパッパ
(パパだっこ)された妹への嫉妬かな「歩かせたら」と兄のご指導
5
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ねずみ
びいと鳴く春日の杜の神使歎きの聲が遠い夕暮れ
3
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栞
震えてる指先を今日の冷え込みのせいにしてそっと貴方に触れる
2
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只野ハル
寒い夜ジャガイモの皮剥く指は一休みしてストーブの前
3
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でくのぼう
郷滅ぶ 津波の痕に 雪の降る いのち還せと 遺影抱えて
15
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光源氏
ひそやかに吹き散る花は風のうちにのちの世に咲く夢を見るらむ
12
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横雲
咲く花の便りあるやとつつがなき人の偲ばる風冴ゆる朝
9
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ねずみ
陸に咲く壹師の花を迎へ火に待てど還れぬ彼岸のひとよ
5
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庭鳥
しの字かき羽根を繕ふ白鳥の胸の白きを食ひ入りて見る
9
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庭鳥
群れ離れしきりに潛る子鴨らがお濠にまろき水紋を描く
18
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紫草
義母の棲む孤独の洞の瑠璃色を夜ごと訪ねし客人のあり
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