恣翁のお気に入りの歌一覧
ケンイチ
君風にしたがひ去れば残りたる空を束ねてこころと為さむ
12
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雪村夏子
ダイエット中だというのにじいちゃんは飯とお菓子を食え食え迫る
8
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環
踏切の鳴る音がする冬空にまだ青い街の色を見てゐた
12
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葵の助
行き先を示す爪先春風に攫われそうでタイトスカート
2
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雪村夏子
もう足のつかない深みにきたのだな貴方を深々受け入れた夜
4
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ふきのとう
デパートはバーゲンの横に春色の新物並べ心くすぐる
11
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ありぎりす
嫁ぐ日が近き娘の寝顔見てふと蘇る若き日の妻
14
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横雲
鳥憩う川瀬に残る網代木のいざよふ浪に淡き春見ゆ
5
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くりくりまろん
細き指差し伸べて君空見上げ愁眉は柔く村雨の降る
5
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くりくりまろん
寝転びて眺め入りしは時刻表遠く近くに警笛の鳴る
2
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もりもり
労りの友の言葉が身に染みる日々のご無沙汰我も反省
7
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詠み人知らず
ままならぬ 夜はグラスに ピンキーリング 落として見てる 泡のゆくえを
13
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聴雨
なにげない日常の中にころがった微笑みこそをしあわせと云ふ
16
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深山
うんざりだ 独り善がりの 不幸ごっこ鏡に言っても 何の甲斐もなく
1
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市川ありさ
連絡を絶つのはどちらからだろうナイフのような月をみている
21
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詠み人知らず
夕暮れに里芋煮えたら出掛けよう空の色が懐かしいから
12
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舞
地下鉄の窓に並んだ疲れ顔吾が影もあり今日を終わりて
17
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深山
貝殻を 閉ざしたままの 蜆貝お椀の底で 何を想うか
4
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とまと
生ぬるい僕らを育てた教室の窓は曇って何も見えない
8
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にいこ
もうすぐで十五歳になるわたしには愛しているはまだ言わないでね
4
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