恣翁のお気に入りの歌一覧
リンダ
けだるさに仕事休むは許されぬ母の作りし弁当ありて
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リンダ
痛む胸なだめなだめて吸うタバコ夜道に光るホタルの哀れ
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車男
ヒヨドリも寄りつかざりしモチノキの赤き実映ゆる透き徹る空
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村上
麦を刈る皺手やすめて烟草吸ふ農夫の肩に黄昏の風
10
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村上
電話よりはがきの方が安いよと耳遠い父に今日も文書く
5
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村上
単身の終はる夜君は玄関に頭を垂れて待つ宵の月
8
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詠み人知らず
幼児の手を引く母の微笑みを 凌ぐモナリザこの世に在らず
13
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詠み人知らず
跳ね回る生意気少女パンツ見せお尻の殻はいつ脱げるやら。
2
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舞
朝には霞と消える白珠を露と名づけて夢ひと夜のみ
5
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詠み人知らず
むらとりの朝立つ海に霞あれば遠つ国にも春をこそ見め
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七色コイン
花農家作る花より美しい野に咲く花にきみを重ねる
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紫草
なま返事 史録に夢中なあの人の 頁をめくる美しき指
14
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詠み人知らず
もう一度子らに勉強教えよか塾の誘いに心ざわめく
14
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みやこうまし
せきれいの浅き水瀬に足浸し確かめている春の微温を
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もなca
愛しいと思う気持ちは祈りにも似ているという そうかもしれない
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市川ありさ
幸せにして欲しいとか思うほど受け身ではない自分に気づく
6
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市川ありさ
日常のひどく優しい空間で試されている想いの強さ
6
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芳立
船の灯と月のあはひに従軍の文吏は女王のうたを書き取る
6
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詠み人知らず
保つ距離踏ん張る足が強張って隣の女子に神経過敏。
2
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詠み人知らず
この先の呼吸の数の半分は 君と大気を共有したい
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