恣翁のお気に入りの歌一覧
紫草
春時雨夜の林の匂ふれば あまた命の溢る氣配に
11
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卯月
移ろひて留守氏は去れど姥杉は堂々と立つ城ありし地に
4
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詠み人知らず
春霜を解かし歓喜のサクラサク努力の花が千枝に結ぶ
14
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艶羽
君宛に 送る文書く 手が震え 迷う言選り いともどかしき
5
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たそがれ
こんな夜は 泣き出したくなる 現実と夢のはざまに 足を取られて
3
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かぐら
くれないの花燃えており原野から銀のピアスを拾いし詩人
6
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いちにのパッパ
両腕を前後に振ってゆく一歳左右いっしょは得意の証
4
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いちにのパッパ
壁面に結露の絶えぬ脱衣場も子らとお風呂へ競えばたのし
2
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紫草
びしょ濡れの猫は滴をまき散らし 吾が膝にきて安堵顔する
12
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詠み人知らず
「いい意味で」付けてもフォローになれへんわ「強い」は可愛くないってことやん
20
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もなca
うたのわのあまた珠玉の歌たちに恋する如く魅せられている
9
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紫草
伸びをする 声も「ああぁ」と出してみる 今日も何だかいい日だったね
33
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詠み人知らず
ぼんやりとシートにもたれ眺む空半年後までサヨナラ故郷
11
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みやこうまし
土の上跳びて嬉しや地底よりしっかりときく命の応え
11
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ゆうくん
寒風に 両手広げた裸木の 凍てつく朝のラジオ体操
4
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紫苑
紅海の道を閉ざせば溺れゆく一兵卒に罪のありしか
6
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村上
友の死に急ぎ向えば西空にこれまたとなき十六夜の月
11
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村上
都会へ行く息子の布団積み出して妻とのみほす一杯の茶
8
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木綿
形ないものをぼんやり抱いている曖昧すぎる如月の朝
4
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リンダ
喘息に耐えて弁当つくりおり母なるものはこういうことか
6
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