恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
静かすぎてベビーベッドに近寄ればそのすり足で君は起きたね
3
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聴雨
人けなき山里に降るまつすぐな雨に浮き立つ菜の花おぼろ
13
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あそびくも
夢のなか誰にや逢はん安らかないびきの君は覚める気もなく
16
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さる
年老いし己が冷たき手をとりてあたためくれし君のまごころ
6
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詠み人知らず
病を得て光と音に慄く吾に 水を与えし妻の口唇
13
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もなca
星月夜 鍵をかけない部屋の中で 夢の欠片を拾い集める
3
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紫苑
志はたさぬままに戻りえぬふるさと思ふゆふぐれの空
19
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木綿
ちっぽけな感傷を割る笑い声 幼女らは跳ねてシャボン玉追う
1
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せいか
連結の軋みがまるで泣き叫ぶ 幼女のような深夜の列車
6
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環
水中のあしをわづかにはためかせ鴨は水面に静止してゐた
5
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七色コイン
斬ったのは身体ではなく心だよ 無言の彼が脱皮するため
7
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詠み人知らず
庭先の桃の蕾も寄り添ふて春待ち色に染まる唇
18
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詠み人知らず
シャッターをきる瞬間の君の眼は一点の曇りなく煌々と
17
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詠み人知らず
ブーツ脱ぎパステルカラーのパンプスで心もふわり春風に舞う
17
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詠み人知らず
成長の足音鳴る鳴るお便所へ。お帰りなさい。布団お入り。
6
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詠み人知らず
想い出になるのでしょうか うつむいた君の睫毛が長かったこと
30
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横雲
草萌ゆる野に鳶影の過ぎりゆく見上ぐる春の空ぞ眩しき
5
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葵の助
キラキラの笑顔で君が返す鍵正論すぎて受け損なった
1
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葵の助
君のいるまるいお腹に触れた時彼方の桃がくすくす笑った
6
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葵の助
行列のアリを必死で踏み潰す子が踏まれるとキレる人達
3
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