佐々一竹のお気に入りの歌一覧
詩月恵
去年今年 降り積む雪を聴きながら真白に変わる朝を待っている
15
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浅草大将
年の瀬に御祖に花を手向けつつはかなき己思ひて止まじ
10
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紫苑
左頬は闇に慣れ合い 右頬は陽を恋い慕う 冬至の顔は
12
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浅草大将
一冬を耐えてこし路に雪を割る草を心に今は植ゑなむ
12
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粕春大君
伏せどなほまた掻きおこす埋火は焚けども寒き閨の冬月
17
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falcon
ゆゑありて別れしひとの幸薄く星のながれに知る罪のふかき
15
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紫苑
晴れた日にかけし思ひの嘘を知らば空の果てにぞ我は消えなむ
13
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紫苑
うつし世を離る日はいつ 来ぬひとを待つ肩先に風花の散る
19
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詩月恵
頑な心を融かす冬の雨温もりひとつ抱きしめている
13
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羽
パルメザンチーズこぼしたキッチンにほつほつと咲く冬のたんぽぽ
18
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まるたまる
人として痛む胸などないらしい秘書の逮捕も他人の事か
13
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たんぽぽすずめ。
月曜の憂い濾過して一滴の真水に眠る 日曜の小夜
13
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たんぽぽすずめ。
初雪の新宿駅の隅っこの雪だるまには眼鏡が似合う
13
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ケンイチ
折々の季節の中に身を置いて夢見心地に重ねる軌跡
12
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村木美月
交差する思いの丈は真冬日の静かな雪の積もるごとくに
12
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詩月恵
風が泣き窓が震える雪起こし重たい冬の始まり告げる
16
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浅草大将
空色の切符を見れば行き先にもっとも遠いふるさとの駅
21
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林ユキ
外套を深く被りて地吹雪の白うつくしき道を歩みぬ
15
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羽
返り血をあびたその手を赦すように諭すように降る 雪はやさしい
15
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紫苑
二度の地震に心許なきか猫の仔は我が心音を聞きつつねむる
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