御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
鞘森天十里
春雨に潤みて息もしやすかり花に水やるごときなるらし
10
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ななかまど
柔らかな春の陽ざしに山茱萸は空に黄の色溶かしおり
22
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横井 信
在宅の仕事をそっと抜け出してふらり見に行く社の桜
15
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トウジさん
先考の盆栽芽生える春の陽に輪廻なるかな桜もひとも
8
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うすべに
うす暮れのしだれざくらに魅せられて 下ゆくひとの頬うつくしく
20
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滝川昌之
ちぎっては投げまた千切り大好きな桜のおしべほおばるメジロ
20
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ななかまど
咳ひとつ発ててはならぬメジロかな小枝の先にわれ見ておらん
22
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夏深
突然の雨に逃げ惑う桜道あなたの娘でいた頃のまま
10
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しきしま
昔見し桜は今は有らねども無きゆゑにこそ恋まさりけれ
11
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へし切
咲き匂ふ花も艶めく 春しぐれ 眺めの空に浮かぶ面影
20
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広葉樹
春陰に清く角ぐむ鳴子ゆり芽立ちの樹々に蒼き風よぶ
10
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ハーコット
桜散る目にも寂しき花しぐれ秘めし想いを夢と流せば
11
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舞
この果てに春の常世のニライカナイ在ると思わす美しき空
10
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夕桐
水鳥の憧る空に漫漫と若草色に疊なづく春
12
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ひな ろくろう
境内はもの音もなく時折に竹の枯れ葉がひかりつつ落つ
10
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茂作
照らされて集へる人も驚きぬ 池面は夜の錦なりけり
17
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バジル
恋風が身に染むのです春だからストリングスの音色みたいに
17
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立華翠
去り際の 惜しむ言葉も無いままに 別れゆくひと 忘れゆくとも
12
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杜鵑草
掃除機の前にハエトリ居座れり やれ早よ退けと言ふておろがね
9
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久迷仙人
都をば忘れて鄙の道に咲く 花は昔の采女なるらむ
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