里香のお気に入りの歌一覧
可不可
こん畜生 けとばす小石も見つからない アスファルトに平らな秋の陽
7
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可不可
濡ら濡らと街の灯うるむアスファルト 私の傘も夜光虫
8
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詠み人知らず
幼きは 一人ままごと 神社にて 栗に団栗 枯れ葉にのせて
4
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可不可
雨風に急降下する温度計 からだが冬を思ひ出した
8
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名鈴
文さへも 君を絡ぐる 我が儘に なりはせぬかと 硯に涙
11
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うすべに
こっくりと乾く涼しさ高い雲ぼくを見上げた犬のぬくもり
1
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横井 信
古里の道をたどればふと浮かぶ一歩先行く仔犬の尻尾
1
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可不可
犬の皮かさね過ぎて 狼の血が騒ぎ出す 目だたない子
1
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みをつくし
うたのわに蹈み來たり居て去りゆきし 歌人の思ひ それぞれありや
28
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諏訪真
名を知らぬ色の空故立ち尽くしただその色を心刻まん
8
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ねむい
ひとりでも歩いてゆける筈だけど愛してるって言われたい夜
7
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ねむい
うた詠みを教えてくれたひとは去り独り数える三十一文字を
8
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横井 信
欠けてゆく月のあかりは淋しくて静かな風に木の葉は落ちる
13
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是瓜
安物の万年筆を君に貸すおんなじ色に染まる指先
9
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水紫
週明けの憂鬱まみれな月曜日あの子に会えるご褒美待ちです
4
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菜々子
夢だとか 希望だとかを 語ってさ JKらしく 生きればいいさ
4
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松本直哉
願はくは花のなかにて酔ひ死なむみつばちほどのひとにうまれて
4
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水紫
あてもなく廊下歩いたその先に勘違いしたあの後ろ姿
3
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宇佐木芙和子
詠へども詠へど盡きぬもどかしさ道に積もりし紅葉のごとく
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水紫
帰り道覗いて見えた君の顔手の代わりに傘振りぬ笑ひぬ
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