詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
柔らかき鎌振りあげて威嚇する可愛やかまきりわんぱく坊主
12
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煩悩
投げ出したクロスワードの回答を持たないままの朝マック
6
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ななかまど
障子戸に芒ゆるりと揺れており秋の影絵や見惚れる日暮
9
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蔓葵
あさゆふに凪なる海のあるものを老ひの荒波たたぬ間ぞなき
19
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蔓葵
思ひきや秋の嵯峨野の野を分けて名古曽の滝も今な来そとは
21
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しずく☆・.…。
雪深き里を過ごした我が身なら春は待てても逢えぬ思いは
21
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しずく☆・.…。
雨止まず 短歌も降りぬ 夕暮れは 本屋に籠もり 言葉を探す
23
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石川順一
市役所の職員なのかと間違われ市のトラックが停車して居る
7
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詠み人知らず
好奇心 満つる子のごと乗りだして 鈴眼あけ 毛靡ぶるチワワ
12
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横井 信
空を掃くススキを揺らす秋風に祭りを告げる空砲の音
14
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詠み人知らず
知らざれば 悲嘆も義憤も涌かざるを 偶さかに見る 間合いの悪さ
10
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石川順一
芽吹きたる青い団栗一つ持ち神社を出れば家路につけり
18
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へし切
虚しきは夢の中にも吾は老い あの日のままに君は佇む
26
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詠み人知らず
君逝きて三年が過ぎて天高く出雲街道里山の秋
19
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横井 信
夕暮れの遅れた電車 立って待つ脚の痛みに体は揺れる
11
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幸子
人知れず水を吹きゐる噴水が永遠の時間を司る庭
19
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大獏
ごみ捨て場を荒らすいのしし親子あり死すべき獣となりあらがう
8
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大獏
そよ風の撫でるような手のひらを頬に感じる そうかおかえり
5
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千映
爽やかな空気は分かるはずなのに動かぬ体元気がほしい
12
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煩悩
薄々とペーパーブックに載っている後ろ姿どこかへ急ぐ
7
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