金木犀のお気に入りの歌一覧
安井シンゴ
空白の手帳の頁と見紛えるわが古里のバス時刻表
21
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新座の迷い人
故郷は 恋しきけれど 帰りずに 帰りて見ても 実家泊まれず
10
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りんす
スカートの裏地に夢を縫い付けてぬるい希望の風を待ってる
9
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野々花
チゴユリの群れ咲く山の草原に降り立つ風が低く流れる
22
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新座の迷い人
暑いので 亡兄に賜る シャツを着て亡兄の面影 思い出すかな
9
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舞
人知れず咲きて散りゆく野の花の残す名さえも無きいさぎよさ
13
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詠み人知らず
ゆるゆると 湧き上がりくる感情の 熱さ甘さを 君知るらめや
16
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詠み人知らず
もうここに きみの匂いはしないけど 返せず ときおり抱きしむパジャマ
19
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詠み人知らず
人により 違う見えかたしてるらし 文字に色つく 音に色つく
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tasuku
茜さす窓に向かいしホトトギス吾の代わりに法華経唱う
9
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tasuku
点滴のポツリポツリと落つを観る一滴残らず細胞となれ
12
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ヒラヤノリコ
自分自身わからないのが自分自身蜘蛛の糸でもキラリと光れ
7
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ヒラヤノリコ
批判なら受けて立ちます仕方ないそれでも進む真っ直ぐ進む
10
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石川順一
白き薔薇やっと咲き出し南天も花が開きて夏の蝶来る
16
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灰色猫
情熱の薔薇のつぼみの乙女子が大都会にて孤独をひらく
19
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千映
一枚の葉書に込めた母の愛湖国に住む弟に届け
16
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みやこうまし
水槽のいわしの群れの固まりて 泳ぐ姿に衆愚を見たり
12
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夢士
昼休みランして戻り一休み吹き出す汗やサウナのごとし
15
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へし切
恋ひわびて心の空に雲かかる五月の空は青く晴れしも
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cancer
座りこむ台所の床つめたくて世界でいちばん孤独な場所だ
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