美津村のお気に入りの歌一覧
遊糸
しめやかに花を手向ける人がいる交差点の頭上は青空
13
もっと見る
大埜真巫子.
道端に 萼から落ちた花の眼は車を人を 凝視している
23
もっと見る
紫苑
まなざしを故意にはづしぬわたしとは関わりなきと言ひだせずして
7
もっと見る
桜園
すきとほるやうな桜はなびらに亡母のやさしさふと思いだす
16
もっと見る
みやこうまし
寂しさのつけ込む余地のあらずして 介護に暮れる健康?な日々
14
もっと見る
只野ハル
廃線のレールの跡を舗装したサイクルロード草に埋もれる
8
もっと見る
紫草
何も塗らぬほどよい丸みのわが爪の桃色きれいしずかにきれい
29
もっと見る
いわお
母眠るベッドのパイプひんやりと手のひら冷まし宣告をきく
5
もっと見る
葵の助
不自然に棒を一本書き足した名札引っ下げさあ二年生!
5
もっと見る
詠み人知らず
くるくるとダーマトグラフ剥くようにほどいていくのあなたの帯を
1
もっと見る
恣翁
出稼ぎの家々なるか 戸を閉ぢて 水仙の庭に鶏鳴くばかり
60
もっと見る
詠み人知らず
裏木戸の朽ちた蝶番抜けた螺 元気な草に負けたみたいに
18
もっと見る
詠み人知らず
黄信号明滅つづく真夜中の十字路に立ち来ぬひとを待つ
5
もっと見る
もなca
一面に白き花びら敷きつめてさくら吹雪のなお降りやまず
27
もっと見る
桜園
池の面にうつる桜の水面を気持ちよさげに鴨ふたつ行く
18
もっと見る
みやこうまし
賑わえど伴う人の我になく 御苑の桜一人楽しむ
13
もっと見る
結美
マスカラを気持ち多めにつけて出る泣けないように 泣かないように
8
もっと見る
詠み人知らず
童謡がひとつ出来たの嬉しいわ 自分で歌って楽しむ私
6
もっと見る
恣翁
側溝に 油膜の虹を浮かべたる 陰気な街を彷徨ひしかな
40
もっと見る
詠み人知らず
広く薄く層なす苦痛ゆっくりと 剥がし始める いつも破れる
25
もっと見る
[1]
<<
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
>>
[23]