市川春水のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
同郷のあの人がいた投票所 家族に見えぬ目礼交わす
21
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舞
この冬も白椿咲く北風に丸める背中笑うがごとく
5
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桜園
茶の心教ゆ隣家の垣根には白き山茶花輝きていたり
14
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詠み人知らず
お互いに日々少しずつ老いながら 行ってらっしゃい お帰りなさい
171
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詠み人知らず
肌白く背中の線の切なさが 腰の丸さで芸術になる
18
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南 骸骨
蜘蛛の巣にふうわり落ちた初雪が滴に変わる晴れた翌朝
12
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南 骸骨
落ち葉踏む車椅子より伝わりし微震を噛みしめ末期を二人で
6
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みやこうまし
ときとして泣きたい時は雲にのり悲しみと共空に漂う
16
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ふきのとう
あふれでる言葉あやつる二歳児は方言つかい吾に甘える
12
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浅草大将
ふる雪のいまだみなれぬ棹させば紅葉の筏みだれつつゆく
10
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浅草大将
都びとなどかはむつの花といふ踏むも険しきみちのくの雪
14
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恣翁
落ち葉踏む幽き音に 微睡みを覚ます林の 有明の月
33
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恣翁
此処に死する人の髑髏は 灰となり 風に 瓦礫ゆ巻き上げにけり
27
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恣翁
冬葵 露宿る朝 其の葉摘み 大粟は夜 其の実杵で搗く
12
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桜園
枯れ葉舞う冬ざれの池すすみゆくつがいの鴨が羽を震わす
24
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桜園
人間ドック終わりし夫は唐揚げを十個も食べてにんまりとする
23
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文麿
半べその幼な顏する伏せし目に睫毛の長し心亂れる
7
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光源氏
なぐさみのこゑは常世を走りゆく然れど戸惑ふ宇治の夕霧
9
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文麿
しののめの下弦の月の空高く地吹雪たつる今日のはじまり
15
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文麿
小雨降る森の落ち葉の濕り氣と肩に傳はる君のぬくみと
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