半格斎のお気に入りの歌一覧
河のほとり
ながむれば片山陰の夕闇に宿りも知らぬ鳥の声ぞする
19
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近江の人
湯沸かしの適温になる数秒じんわり延びて秋深まれり
4
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滝川昌之
子育ても終盤となりこの家はもうすぐ君の故郷になる
32
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ふじこ
軒先に菜を干す人の影は伸び 宵呼ぶ烏空を渡りて
22
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蔓葵
はるばるとなに匂ふらむ藤袴きつつなれにし野辺にこそ咲け
8
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inosann
「日本を洗濯いたす」と言っている彼の世の竜馬か 秋の長雨
19
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詠み人知らず
泣くなよと髪撫でし君の温もりに泣くより他に手だては無くて
22
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もなca
ささやかな願いをこめて記す名をそっと挿しこむ銀色の箱
14
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萱斎院
風やみぬ なにかたゆたふ夕菊の あはれ知るるか誰を待つらむ
13
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コタロー
大型の颱風來たる雨音に一人の女性が物を片附け始む
8
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只野ハル
恐竜の復元された骨格にその哀しみの大きさを見る
22
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詠み人知らず
へちゃむくれ 煎餅届かぬ 苛立ちに 鼻皺寄せる 柴唸る夜
7
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夢士
もみじ狩り傘の列なす梓川孫連れ渡る河童橋かな
16
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夢士
さわさわと雨降り注ぐ檀の実小雨に煙る梓川見ゆ
14
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千映
淀んでる空気を浄化するように輪唱「紅葉」響き渡りて
15
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詠み人知らず
焼かるると 思いもせずに 焔入る 蛾がごとく 吾は恋路に
15
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秋日好
口にしてしまえば泡に消えるのか秋薔薇ゆれる嵐の庭に
19
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へし切
ひとり聞く時雨るる音は悲しかり人のこころを侘びしめて降り
22
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萱斎院
くやしきにさしもあらじと秋の風 知らずがほなる野の仏かな
9
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ななかまど
戦死した祖父への思い詠むノート母の残した涙が一つ
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