恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
起きて見たアイロンかける背中だけこちらを向いて心配してた。
2
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そらの珊瑚
雨が降る 地中に埋まるすべてもの屍体を弔う雨が降る
6
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横雲
蕗の薹摘める堤に射す春陽綱放たれし犬の尾温む
5
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ねこめ
首すじのにおいがなじむ距離にいてなお掴めない君の本心
7
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詠み人知らず
倒れてもおきあがれるは人の縁人の情けに手をあわしたり
16
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ゆうくん
白雲を 菫の色に染めながら 静かに暮れる 早春の空
4
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紫苑
真夜中にふと目覚むるか唸り上ぐ氷庫の奥に棲みゐるものの
10
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紫苑
蕗の薹ひとつ葉陰に出で初めてわが狭庭にも春おとづれぬ
12
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紫苑
亡き魂を偲んであはし灯籠の火影は海へ遠ざかりゆく
11
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幸浦佳
朝浴びるシャワーは昨日までの靄晴らす心に光が差し込む
3
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笑能子
感覚の違いばかりを際立たせ編む正論の消せぬ距離感
1
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山本左足
嫌だったところばかりが似通ってきてる気がする父の背を見る
2
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しづく
ほんとうは可愛く飾るのは苦手そっけないかな、と絵文字をひとつ。
5
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いちにのパッパ
日の光も朧となりし昼下がり病み臥す我に子の声は遠く
3
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しづく
山査子のゼリーを口に含んでは異国の友を思い出してる
3
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芳立
つなぐなり去年の闇夜に絶えたりし常磐道の灯も点々と
8
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宏理
午前二時そっと外したイヤフォンの漏れる音響 闇が吸い込む
6
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きさ
呼び出され嫌みを言われるくらいなら応募書類で落として下さい
3
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栞
ひらひらと舞い落ちてくる綿雪と後悔がただ積もりゆく朝
2
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みやこうまし
大病院ならぬ小さな病院はばたばたとした喧騒が良い
3
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