恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
誕生日、十一本のローソクをフーッと一気に吹き消した君
12
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しづく
ゆるやかにあたたかくなる春の朝土鍋に炊けた米が愛しい
10
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鹿男あほでよし
認知症の妻と二人で暮らしてるウチにも塾のチラシは入る。
6
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悠々
生れ來ておんべーろーしや、花咲かむうれしきことも憂きことも花
13
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只野ハル
小雨降る墓地の坂道上り行き線香消えぬを確かめ下る
11
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みやこうまし
盟友の七十歳の幸ちゃんが完走したり京都マラソン
9
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もなca
うつむいた可憐な乙女を思わせてクリスマスローズ春の雨に揺れ
5
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風蘭
突き刺さる言葉何度も反すうし息をしてみる身に覚えあり
10
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風蘭
うとうとと文字打ちながら舟をこぎびくっと目覚め時計をみやる
8
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横雲
寺の町墓参の人の行き交ひぬ春雨降りて梅の散り行く
8
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詠み人知らず
社会的不適応なる息子よ俺は 死んだ後にもお前を守る
11
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光源氏
道すがら行方尋ぬる旅衣親の心は闇にあらねど
8
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舞
寝れぬ夜に妻の寝息を数えつつ過ごす歳月残る日思う
10
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悠々
臆病で怠惰な者と云ふなかれ家傾けば孝子とならむ
13
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十牛
もう母になつてしまつたふくらみを含めば遠きとほき春雷
3
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詠み人知らず
母さんの包丁の音で分かるのよ 明日お兄ちゃん帰ってくるの
17
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十牛
子と妻と川の字になりねむるときおほきくなあれと云ふ母の聲
4
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あそびくも
朝まだきほの白みゆく暁の雨は今日の始まりを洗ふ
15
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聴雨
鼻歌が寝息にかわる午前二時余韻のごとき雨音聞こゆ
11
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山本左足
思い出の欠片みたいにひらひらと外れ馬券が舞う競馬場
5
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