恣翁のお気に入りの歌一覧
山本左足
さびしさが欲しくてひとり三月の風に千切れる雲を見ている
7
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山本左足
古書店の隅で三枝昴之の歌集にそっと差してる西日
5
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山本左足
溢れたらあとは萎んでいくだけの風船みたいなかなしい器官
8
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市川ありさ
もう一度やり直せてもあなたとはうまくいかないような気がする
6
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詠み人知らず
辛いのは、淋しくないよと言う君の ほんとの気持ちがわかってるから
20
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花鳥風月
追憶を誘う乾いた風の午後貴方を思い出して微笑む
6
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のんぼう
4歳の次女の好物 タコ 豆腐 昆布 塩辛 千切りキャベツ
3
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悠々
目の前のよろこびかなしみ在るがまま説明ぢやなく描寫するべし
10
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詠み人知らず
歳ごとに小さくなりしランドセル 頬笑ましくも哀しくもあり
10
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卯月
我よりも長生きせよと福島の教師述べをり卒業式に
7
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紫苑
あまたなる洋灯の空を指せるごとほの明りつつ白木蓮ふふむ
10
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紫草
沿線に菜の花つづく春列車 うつら寝過し戻るも楽し
31
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みやこうまし
聾唖者と手を振り交わし登る道聞きて悲しや鶯の声
10
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みやこうまし
登りつめそれぞれ憩う岩の上色とりどりの石の花達
7
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たそがれ
「傷付いた分だけ人は強くなる」 言える人の傷 浅い気がする
16
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元円
冷えた手をお茶で温め我が街の開花宣言夕刊で知る
7
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本間紫織
颯爽とひかりを連れて春が来る未だ溶けない雪とわたしに
11
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詠み人知らず
パンの耳もらって来てねと母に云われ スキップ踏んだ昭和の小道
15
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紫草
母さんはかあさんだけどほんとはねそれだけでない顔を隠すの
95
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まるゆ
最後まで私のことが分からない彼の言葉は「引きずるなよ」って
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