KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
部屋の灯が弱々しくて遠慮して凍てる明け夜に点く冬の底
14
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名鈴
天の川 氷の関に 閉ぢらるる 細き下水 やがて滾たむ
13
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横井 信
顔をあげ昇る朝陽に目を細め春を探した大寒の朝
10
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桃山
贈られし義母からの封書開けみれば何故か落語のチケット二枚
7
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ななかまど
大粒の淡き白雪まい降れば優しく受ける山茶花の赤
12
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ななかまど
短き日せわしなく過ぐ大寒の弱き光に春思いたり
14
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葛城
雪よりも冷え勝るかな霜の朝流石に鳥も鳴かぬ靜かさ
13
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横井 信
腕組んで今日も見ているパソコンの小さな窓にうつる青空
10
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名鈴
花びらの 如く薄くは あらざらむ 今年文月 花見る契り
10
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滝川昌之
一、二、三、四、六、七、八、九、十と、受験の君へ五を欠く祈り
18
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吉野 鮎
天翔る光の春や ものみなに芽立ち目覺めのタクト振りゆく
11
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横井 信
在宅の狭い画面に閉じこもりひとりたたずむ疲れの山場
11
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灰色猫
夏の夜の花火に恋し海面を浮遊しながらひかめく海月
9
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灰色猫
あまりにも深く愛してしまったら修羅へと落ちる事もあるのよ
13
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灰色猫
樹を愛すことが出来るということは地球も愛せる証明だろう
12
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ななかまど
日は落ちて残光映ゆる山の端を見つめておれば人の恋しく
12
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音弥
天狼の輝き冴える冬空は矢の如く青き光り下せる
19
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葛城
門松を解体しつつたわわなる南天の実を庭に施餓鬼す
17
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桃山
雲さえも凍り付くかの底冷えの朝に無理やり体馴染ませ
8
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名鈴
嵐にも 思ひ止めぬ 小夜烏 恋の炎の 湿るものかは
8
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