横井 信のお気に入りの歌一覧
へし切
きぬぎぬの濡れて悲しき夢のあと 寝覚めの珈琲 君が残り香
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悠久
浴衣着の腰に手拭い下駄ばきの 昭和気取りで歩く湯の街
13
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詠み人知らず
紡ぐ文字 頭の中に 世界あり 皆の声聞き 書き記すのみ
6
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舞
気が付けば入道雲の白さにはもう染めれない僕の大空
9
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び わ
アゲハチョウ家内手入れの庭に舞う扇子のような羽を泳がせて
7
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なりあきら
夏の夜に 秋を想って 目を覚ます 聞こえてくるは 鈴虫の声
8
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茂作
あるじなき垣ね守りてあかあかと 夕日に垂れる百日紅のはな
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林林
後朝の夢のあとさきふっくらと珠玉のお粥さんをあなたに
9
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林林
あと一分ください二十五人分の煮魚にさやえんどう添えたし
6
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林林
まず己が手で確かめる硬き菜をみじん切り器の前に包丁
3
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林林
気持ちより涙は遅れて出るらしい研いだお米の笊傾ける
11
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夕夏
ざこつしんけいつうをなおすためにとよつきむりせずいたみはとれた
2
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アシタカ
カーテンの隙間から射す月光は老犬の毛を青白く映ゆ
6
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林林
髪すべて厨房帽に隠すから白髪増えても気づかず五年
9
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林林
三五〇ccの水筒麦茶入れ職場に到着直後飲み干す
7
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萱斎院
かがり火にいざなはるるや 夏虫のあきかぜたてど恋ひしとぞよる
10
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小春空
兄弟のもののかたりのねっこにはほんとかたらるものがあるかと
2
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うすべに
秋たてば夕陽みおくる里山の 影をどよもす法師の声明
11
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詠み人知らず
秋風に 流れる雲の 行き先を 盆に帰りし 祖父母を思い
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滝川昌之
炊飯も咀嚼もさぼる残暑負けほぼ液体の俺の朝食
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