恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
春の雨浴びつつ開く花水木うす紅色の雫こぼしつ
10
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ノリノリ
母さんの手料理だけが楽しみと残業続きの娘が帰りくる
3
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環
薄翅に白く陽のさす常磐木の葉影ふるなかさまよへる蝶
6
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想野
ひたむきにこの国の言葉を習いたる異国の友の目の清しかるなり
4
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紫草
除菌してドアが開けばICU 働き者の姑休みをり
14
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きたの小町
望まれぬ ところに咲いた 花なのよ 友の言葉が 胸で根を張る
10
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もなca
長きこと治療に耐えし我が友は秋に双子の母親となりぬ
13
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坂本雅則
勤務終え束ねし髪を解く君の横顔見れば僕はときめく
4
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きたの小町
つくしんぼう つついてみては 声たてて 笑う息子の 白き歯ひかる
7
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みやこうまし
めじろ来て水場に放つ萌黄色白き目玉の見えつ隠れつ
8
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十七
嫋やかにかくやあらむと願ふ父 さはれ吾が身は強くあらむと
10
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詠み人知らず
カーテンの中膝抱え座り込む青森行きの寝台特急
1
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千巻
不燃ごみ回収の日に遠巻きに眺めいじけるからすのあわれ
5
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詠み人知らず
仕事では感謝を受けて頑張れる家族では当たりまえゆえ角が立つのね
4
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詠み人知らず
満天のミモザのシャワーを浴びている言葉を持たぬ愛し嬰児
10
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紫苑
シエスタが慣らひの地にも休みえぬ旅人ひとり影曳きてゆく
13
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しづく
なにげなく二つ揃いで買ってしまうお茶碗、きみはもういないのに
4
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詠み人知らず
秘書嬢を抱く寸前に目を覚まし 自制を誉めるも少々惜しい
17
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芳立
けやき葉のまた茂るたび俺ばかり歳を食つたぜ尾崎のばかめ
12
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小山 薫
いとしさが込みあげてくるあなたへの木漏れ陽光る初夏の頃
3
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