詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
只野ハル
ほろ酔いの小さな憂さを晴らしつつ世界に満ちる不幸を忘れる
25
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恣翁
日差す方の匪を狩り除き 極る日に 賤 心なく 花とぞ散らむ
12
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コーヤ
雨あがり更に活き活き凛として微笑み立つや芍薬の花
22
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コーヤ
清純な心のままで咲き開く白の睡蓮心洗わる
17
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まあさ
つつがなく 過ぎたひとひの 夜に二人 そろって見上げる 上弦の月
25
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新座の迷い人
妻実家 甥より電話 心配し 義兄が言うに 金を送るとか
10
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九條千鶴
星空と見紛うばかり夏草に集いて光る蛍の姿
13
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まあさ
よどみなく 流れて行った 薫風に 取り残されて しまった私
16
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藍子
ハナミズキいつの間にやら緑なす若葉となりて季節は巡る
19
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紫草
溜まったもの吐き出すように喋る人わたし亀です黙しています
19
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安井シンゴ
木々揺れて風吹きたりは見えれどももはや聞こえぬ木の葉擦れの音
11
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安井シンゴ
はつ夏の熱をまといて君来たり皿に盛りたる蕎麦を食する
10
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野々花
五月雨に燃える想いを鎮められ少しうつ向くサルビアの花
14
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夢士
水無月やスーツ脱ぎ捨てクールビズシャツの選択ああ煩わし
15
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藤久崇
走るとも 駅にな着きそ かくままに ゆける緑を 今は見まほし
19
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天鳥
紫陽花のつぼみを見つけ空を見る来る雨の日々訪れ感じ
8
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吉野 鮎
麥の穗の緑緑とたち空に向きはじまる夏の風を待ちをり
11
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中野美雄
よの下されしあま粒ささぐ柿若葉かがやく陰に身籠れるその花
5
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中野美雄
出でぬ日に白頭巾搖りて山法師 青葉のうへに光あつめぬ
8
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高松 蓮
泣く子をば 置き出た園の 門の前 つばめ鳴きたる あな平和かな
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