恣翁のお気に入りの歌一覧
河のほとり
晴れあへぬ空ほのぼのと差せる日に千々の玉とぞ雨の輝ふ
20
もっと見る
透子
この目には躑躅の色も褪せにけり君を送った五月雨の朝
9
もっと見る
工藤吉生
震災後シャッター降りた繁華街 ただひとつだけジャズ吠える店
5
もっと見る
もなca
風薫る田んぼをピンクに染め抜いて見わたす限りのれんげ草かな
17
もっと見る
詠み人知らず
小銭入れ詰まるレシート取り出せば思い出したる旅先の店
8
もっと見る
詠み人知らず
苦々しい想いは酒とともに吐く大人はそんな生き物なのだ
4
もっと見る
みやこうまし
皮むけば甘き香あふれ甘夏の果汁跳ねたり朝の食卓
10
もっと見る
もなca
吹きぬける風は若葉の香をはらみ面を上げて歩く坂道
16
もっと見る
薫智
たくさんの言葉のなかにまっすぐな心をちゃんと混ぜていくだけ
17
もっと見る
詠み人知らず
君がいて質素だけれどご飯して この仕合わせを死んでも守る
9
もっと見る
笑能子
目の前の畳一畳持て余し仮想世界で千里を奔る
5
もっと見る
山本左足
此処じゃなきゃ何処だっていい 旅に出ることと自殺は少し似ている
7
もっと見る
とき
みぎ肩に止まった蝶を追いかける白きゆびさき昼夢の如く
3
もっと見る
只野ハル
朝の風呂首まで浸かりああと云う自宅温泉鳥の声聞く
4
もっと見る
あどりあん
生まれては消え行くだけの不夜城の儚く脆く野の花よりも
9
もっと見る
長居桂子
思いきり吹いて飛ばした蒲公英の綿毛よ君のところに届け
9
もっと見る
みづ子
山の香を含んだ風に揺らされるブルーシートが名残惜しげに
14
もっと見る
みやこうまし
ざわざわと躑躅咲きける道を行き涼風に触れ春去ぬを知る
16
もっと見る
ふきのとう
雲間から薄日こぼるる休日の空を見上げて子の来るを待つ
15
もっと見る
詠み人知らず
君がいない平穏なだけの毎日は まるで死んでるような気がする
14
もっと見る
[1]
<<
2039
|
2040
|
2041
|
2042
|
2043
|
2044
|
2045
|
2046
|
2047
|
2048
|
2049
>>
[2560]