詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
秘すこころ深く内包する秋に寄り添い放つ恋知鳥を
12
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樂々
お菊さん回転寿司でバイトして十枚数えて晴れて成仏
6
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へべれけ
それぞれに美しき花 目移りしあぢきなき部屋 独り戻らむ
10
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樂々
人間に化けてオトナのお化けからお菓子を貰うお化けの子供
6
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コタロー
飼犬が我に懷ゐて遠くから歩ゐて行けば瞬時に鳴きぬ
4
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舞
子を預け仕事へとゆく若母の後ろ髪ひく「いってらっしやい」
14
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横井 信
暖かな南に続くレールには光が跳ねて未来を辿る
8
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石川順一
川の中センダングサが生えて居る沿線の土や森の中にも
12
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詠み人知らず
まがまがしブスリブスリと槍衾平和を乱すひと握りの悪
14
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夢士
万物が深い眠りの深夜二時空を仰ぎて人影動く
16
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吉野 鮎
四方に散る流星の雨に身を濡らし眞夜きゆ月の面影を戀ふ
17
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朔夜
人間は五十年とぞ云ふなれば殘る刹那でなにをのこさう
4
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吉野 鮎
十三夜 月去り眞夜の蒼穹に流星のかけら拾ふ 二つ三つ
12
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ひよこ豆
帰宅して暗い庭先その上のおぼろに光る月に癒され
14
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へし切
肝いりと掛け声ばかりの政策のこころ無ければ生かされもせず
17
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吉野 鮎
交はりつ喰まるはさだめ蟷螂の複眼映す空のみづいろ
14
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KEN
羽もかすれ 土へと還る こおろぎに こすもすの影 みほとけのやう
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可不可
霧のヴェイル晴らして覗くアポロンへ 頬そめあげるコキアの丘
6
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コタロー
曇天の闇夜に霞む月ひとつせめて穗芒搖れて飾らむ
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コタロー
路地裏に知らぬ仔猫を見つけたり近づく我を遠くで見つめ
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