小林道憲のお気に入りの歌一覧
夏恋
何故君はそんなに弱いのかと言ってあたしの左の頬に触れた手
32
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たんぽぽすずめ。
道端の歯型の付いたあんパンに嫌気が刺さる飽食時代
14
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綿羊てんこ
こんなにもまん丸い月浮かんでて分かり合えるような街並み
3
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文麿
龜の尾を口に含めばどつしりと粘膜撫ぜる酸味の厚き
4
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只野ハル
力抜き気負いもせずに淡々と日々あるままを生きて綴れば
11
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綿羊てんこ
桃色の入浴剤光る一面に涙落とせば混ざって紫
3
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もぉりもり
千年もあなたを待ったテーブルにやさしい野菜をひろげて眠る
4
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詠み人知らず
夏がただ暑い季節になるか「あの夏」になるかのキーマンは君
2
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夏恋
下敷きになって死ねば解決すそして死者のせいにされるの
10
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律
少年の風の向こうに青い空 眩しい、せつない、今しか見えない
4
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笑能子
向き直るその一瞬背筋伸ばし控えるべきは控えて休む
4
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光傑
世を憂い我が身を憂い他人を憂い誰に想いが解るというか
4
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inosann
容赦ない今日の日差しで思い出す去年は越えた猛暑の夏を
15
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あまおう
神々し線香時折りなびいてはゆらりこの身に絡むまぼろし
39
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inosann
暮れなずむ茜に染まりし川面には風紋きざむが如そよ吹く
20
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あまおう
今更に母亡き夜は窓に寄り月無き故に隠れ泣き顔
28
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紫草
生まれ来し疑う心にきりはなく真実を知るやあの赤い月
18
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たんぽぽすずめ。
影へ咲くたんぽぽの名を満月にしておく君と逢えぬ夜のため
14
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聴雨
とろとろと溶けゆく月のぬくもりで埋め尽くそうか夏の空白
8
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亜希子
菖蒲園 蝶の飛び交う 彼岸より 何を手がかりに 君に帰ろう
5
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