横井 信のお気に入りの歌一覧
夢士
冬枯れの原一面の黄金草きらりきらりと朝の陽を浴び
19
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灰色猫
雅やか紅葉を見上げ歩みゆくわたしの道はまだ燃えている
17
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半格斎
恋い初むる人の面や見えかくれ 追えば逃げゆく朝方の夢
20
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萱斎院
風わたる 去につるかたを眺むれば うつろふ夢にもみづる浅茅
14
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へし切
流れ逝く時のまにまの吾が身かな風にたわむれ星と語らふ
24
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滝川昌之
差し出したカイロ代わりのコーヒーを君の小さな両手が包む
30
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石川順一
葉が落ちるユスラや柿と常緑樹千両万両南天の木
11
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みなま
あのときの我かと思わず手にとりき すべての ひとに 石が ひつよう
8
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詠み人知らず
朝の息しろく濃いほど着重ねてバッグも抱へ人波とび込む
10
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煩悩
肉体に訪れるだろう夕暮れに帆船に乗り岬へ向う
7
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千映
水茎という焼き物にカイツブリ琵琶湖ブルーに可愛く映える
17
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inosann
「さくれるな」とおどけてみせる父を見てふざける吾と母が笑いき
18
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舞
いち葉のひらりと落ちて暮れる秋酒も静かに影と語りつ
16
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近江の人
朝刊の冬の配達ありがとう吹雪にならぬといいけれど
6
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吉野 鮎
流れゆく流されてゆく冬空の雲の意匠は意思あるさまに
21
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詠み人知らず
夢語り歌ひ詠ひつ笑まひては 支ふる君こそ太陽であれ
17
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詠み人知らず
問はるるも 語れぬ記憶の悲惨さは 今も心ぞ蝕みたりける
13
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灰色猫
憔悴し言の葉ひとつ生み出せず新たに湧き立つ渇望を待つ
20
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灰色猫
淡海をつがいで泳ぐかいつぶり子らを背に乗せ冬を待ちおり
23
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灰色猫
君の手にぼくのものって書いておく強く握ってぼくのものだよ
14
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