恣翁のお気に入りの歌一覧
トノゴジラ
沖縄の復帰を祝ふ國民はあまた流れし血潮な忘れそ
8
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紫草
目を凝らしひとり夕べに見るものはわれの深処の小沼の水面
13
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詠み人知らず
ほんとうの想いは胸の奥深く仲良くラーメン食べてる二人
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のんぼう
明日の朝、始発で帰ればいいじゃん!と 寝坊の私が無責任にも
7
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もなca
青空をつばめがすいっと横切れば白いサンダル履きたくなる朝
11
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うめこ
「淋しい」と夜中に電話を掛けようと躊躇う5秒の闇の深さは
8
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ゆうくん
会えぬ日は あの山道の緑葉を 開けて二人の 青空を見る
7
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葵の助
アイロンを夫のシャツに圧しつけて女としての折り目を正す
4
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葵の助
補助輪を外した自転車乗りこなし子はまた少し風に近づく
13
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白身魚
君の香というそれだけで吸えもしない 煙草を探したコンビニの朝
4
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浅川圭
青い闇 水の如くに部屋に満ち窒息しそうな夜明け前です
2
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菜ノ月
いざ咲かん今日は散れよと望まれて誰ぞ桜花の孤独知ろうか
4
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たくだす
ひとりだと広く使えるこのベッドでも隅っこで寝てしまう僕
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笑能子
新生姜漬けるそばから染まりゆく内に流るる恥じらい故に
6
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いちにのパッパ
日食を見れぬ二歳は座りこみついに「じゅーす」とつぶやいており
4
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更紗
「もう行くね」星が滲んで見えた夜やさしすぎるほど自然な別れ
4
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七色コイン
思い出が消えていくのは寂しくて 亡き愛犬と添い寝した夜
14
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リンダ
居酒屋で隣の男子の発言に若さの怖さ気づいて酔えぬ
9
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紫苑
汕頭の日傘に青き影ゆれて格子戸のうち夏は来にけり
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紫苑
媚び売らぬ媚びもあらむか無意識を装ひをりし己を疎む
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