吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
コタロー
鬪ひに敗れた雄のライオンは群れを離れてとぼとぼ消える
9
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コタロー
寒風に樹々の葉散りぬ寂しさに四季櫻咲きほつこりとする
10
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大納言のりば
ひさかたの黄昏時のにはか雨のつゆに濡れつつ走りゆく君
9
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夕夏
しじされてうたをよんでるわけじゃないただあなたにだけつたえたくて
6
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只野ハル
集団的自衛権を行使して友人の腕に止まりし蚊を叩く
18
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只野ハル
冬至過ぎ翌日朝陽眺めつつ陽はまた伸びると呟いていみた
9
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とはと
舞いの音に付いて拙い足踏みと拍を打つ冬遠景を呑む
10
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葱りんと
幸せの 色はバラ色 匂いはね スポンジケーキを 焼いた香りさ
13
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灰色猫
照れないでけど照れちゃうね雪の降る聖なる夜の恋人つなぎ
17
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灰色猫
星々にひたすら腕を伸ばしたの気づけばわたし聖なるもみの木
16
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灰色猫
華やかな聖夜に灯るキャンドルは幼き恋に奇跡を起こす
13
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工藤吉生
レーズンの埋まったパンはガキのころさわった岩を思い出させる
4
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工藤吉生
雑念というのはオレが普段から寝起きしているぬかるみのこと
5
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工藤吉生
木の棒につらぬかれてる塩辛いさかなも食べたお別れの会
7
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工藤吉生
文字だけでこんな光の感触を描けぬものかと思いつつ踏む
9
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工藤吉生
アンパンマンアンパンマンと呼ぶうちに泣き声になりエンベンメンベン
4
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夢士
子ら跳ねる銀杏落葉の公園のベンチに一人居眠る老爺
16
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水月
この恋は錯覚なのかと冴え月に浮遊する想い曇らす溜め息
11
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水月
月鏡如く冴えゆき見透かすは浮かぶ影への覚悟の躊躇い
9
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石川順一
夏草が生えて居た頃思ひ出すマルバアサガオマメアサガオも
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